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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
中国・湖南省湘西地区、1千万トン級の大規模鉛・亜鉛鉱床の発見
安泰科ほか業界紙によれば、湖南省地質鉱産資源探査開発局は、湘西境内にある龍山、保靖地域で、大規模の鉛・亜鉛鉱床を発見したとし、総資源量(金属量)は1,000万トン以上となる見込みであると報じた。
湖南省の鉛・亜鉛生産量は、国内総生産量の1/5を占め、国内で第1位。しかしながら近年は、湖南省でも鉛・亜鉛資源の枯渇に直面し、国内の既存の鉛・亜鉛基地も鉱量枯渇の危機に直面している。湖南省地質鉱産資源探査開発局は新たな鉛・亜鉛資源を発見するために、1950年代から探査を継続してきており、地質鉱産資源探査開発局の地質専門家によれば、今回湘西北で発見された鉛・亜鉛鉱床は、大規模或いは超大規模鉛亜鉛鉱床に発展する可能性があると期待を高めている。因みに確定埋蔵量(金属量)は、鉛7.14万トン、亜鉛218.28万トン、総資源量(金属量)は鉛・亜鉛併せて1,000万トン以上となる見込みだとしている。
同局の専門家によれば、現在湖南省の鉛・亜鉛採掘の能力であれば、この鉱床規模は少なくとも80年のマインライフがあるとし、龍山、保靖地域が新たな鉛・亜鉛生産基地となる同時に、全国の鉛・亜鉛原料の不足問題を解決する特効薬として期待されている。
