ニュース・フラッシュ
2004年10月25日
リマ
辻本崇史
ペルー・2004年第3四半期迄の鉱産物輸出額は前年比40%増の47.4億ドル
国税庁(SUNAT)の発表によると、ペルーの第3四半期迄の鉱産物輸出額は47.4億ドルと、前年実績(33.8億ドル)に比較し40%増と大幅に増加した。これは、非鉄市況の全般的な高値推移が主因であるが、とくに産銅量の増加(同期間の生産量は未発表ながら前年比約20%増と予測)も寄与し、銅輸出額が前年比で2倍近くとなり、長年ペルーの輸出産品第1位であった金を上回ったことが特徴的である。
なお、9月の月間輸出額は5.9億ドル(前年比30%増)と依然好調で、この状況が続くと、本年の鉱産物輸出額は65億ドル(2003年の総輸出額の7割以上)に達する見込みである。
鉱種別の輸出額等は次の通り。
全輸出額 | 86.9 億ドル | (前年同期比 33%増) | ||
鉱産物輸出額 | 47.4 億ドル | (同40%増) | ||
鉱種別輸出額 | ||||
銅 | 17.28億ドル | (同95%増) | ||
金 | 17.21億ドル | (同11%増) | ||
亜鉛 | 4.36億ドル | (同19%増) | ||
鉛 | 2.79億ドル | (同92%増) | ||
銀 | 1.94億ドル | (同38%増) | ||
錫 | 0.80億ドル | (同44%減) |
