ニュース・フラッシュ
2004年10月25日
調査部
北 良行
南ア・SA Chrome社は多角化に向けて社名をMerafe Resourcesに変更
フェロクロムの生産者であるSA Chrome社は、多角化を目指して社名をMerafe Resourcesに変更する。同社は、BEE会社(Black Economic Empowerment、黒人の経済参加を促進)としての立場を最大限活用し、石炭、鉄鉱石、ニッケル、マンガンやその他のフェロアロイへの投資を目指す。南アのクロム生産では、2004年7月に世界一のクロム生産者であるXstrata-SA Chromeが設立され、Merafe社は多角化に活路を見いだす決定をしたと見られる。なお、同社の株主にはRoyal Baforkeng(現地自治政府の一つ、33%保有)が含まれ、金、ダイヤモンド、PGMに権益を持っているが、これらの分野はMerafe社多角化のターゲットには入っていない。
