ニュース・フラッシュ
2004年10月26日
調査部
神谷夏実
豪・Sally Malay鉱山から中国向け精鉱初出荷
Sally Malay Mining(サリーマレイマイニング)社は、同社のSallay Malayニッケル鉱山(西豪州)から、中国向けの精鉱輸出を開始したと発表した。初出荷は、ニッケル、銅、コバルトの混合精鉱2,714t(湿量)で、250km北の西豪州Wyndham(ウインダム)港から9月5日に出荷された。同社は、中国のニッケル生産者のJinchuan Group(ジンチュアングループ)と、同鉱山の操業期間中に渡る鉱石供給契約を締結しており、JVのSino Nickel(サイノニッケル)社を設立している。露天採掘と坑内採掘により年間75万tの鉱石処理を行う計画で、2004年1月から露天採掘を開始した。精鉱品位は、ニッケル11%、銅5%、コバルト0.5%、鉄41%、酸化マグネシウム0.5%以下で、鉄品位が高く、マグネシウムが低く、製錬に適した組成となっているという。
