閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年10月31日 リマ 辻本崇史

ペルー・SPCC社2銅山の第3四半期の銅生産、ストの影響なく前年比増

 SPCC社2銅山(Toquepala、Cuajone)では、8月末より約2週間継続した労働組合ストが銅生産に及ぼす影響が懸念されたが、地元業界紙(10月26日付)他によると、2銅山の第3四半期の産銅量は、前年同期比4.1%増の102.5千トンと前年実績を上回り、懸念された影響はなかった。産銅量の増加は、鉱石品位の増加が主因としている。
 この結果、2004年第3四半期迄の産銅量は296.2千トンと、前年同期比で6.5%増加し、2004年は通年で40万トン前後に達するものと予想される。
 なお、同社の発表によると、銅価の高値推移により、第3四半期迄の総収入は前年比で倍増(10.1億ドル)し、純利益は前年比で3.5倍の3.4億ドルに達した。

ページトップへ