ニュース・フラッシュ
2004年11月10日
調査部
市原秋男
インドネシア・ブヤット湾、ヒ素汚染の可能性も
地元紙等によると、ウィトゥラル環境担当国務相は、官民合同調査班の調査の結果、北スラウェシ州ブヤット湾がヒ素で汚染されている可能性があるとの見方を示した。ただし、正式な調査結果は、今後の対策の検討を含めた関係省庁会議を待つ必要があるとしている。
同国務相は、堆積物や井戸水、魚のヒ素濃度といったいくつかのパラメータが住民への健康に被害を与える可能性があるとして、関係省庁間で汚染機構解明や対策面での確認を行う必要があると述べた。
また、付近の住民に対しては汚染の公害の危険があることから井戸水を飲まず湾の魚を食べないようにと呼びかけている。(11月9日News net Asia、Mining Indonesia)
