ロシア・KMEZ社の銅生産、2005年には55%増の127千tを計画

　地元業界紙等によれば、Russian Copper Company(RMK社)は傘下のKyshtym Cupper-Electrolyte Works(KMEZ社)が2005年精錬銅生産量として前年比54.9%増(2004年生産予定量：82千t)となる127千tを計画していることを明らかにした。増産の主な要因は、カザフスタンで進めている50 Let Oktyabrya銅鉱床の開発により、KMEZ社に粗銅を供給するKarabashmed社の銅精鉱処理量が大幅に増えるため。Karabashmed社は、Ausmelt社(豪)の新型銅溶鉱炉を導入するプロジェクト(投資額10百万USドル)の完成によって生産能力が2倍になる。また、KMEZ社も2005年第3四半期に第2電解工場(電気銅：年産45千t)を建設する計画がある。