ニュース・フラッシュ
2004年11月15日
調査部
北 良行、モスクワ事務所情報による
ロシア政府が資源開発計画を承認
ロシア政府は、11月11日に開かれた関係閣僚会議で、国内における天然資源開発の長期計画を全体的に承認すると決議した。Zhukov(ジューコクフ)副首相の発言では、政府レベルでの支援が必要だと述べたが、貴金属分野への投資は過大であり423億ルーブル(約1,552億円)から、200億ルーブル(約734億円)までに減らすべきだとしている。
これに対して、Trutnev(トルトネフ)天然資源大臣は、金の地質学的調査への投資については、今後その必要性を十分立証して行くが、国家投資が進めば、民間投資も減少しないだろうと述べた。また、産業・エネルギー省は、産業の成長が保障されることから、大規模投資に賛成であると述べた。
なお、トルトネフ天然資源大臣は、以前、この支援計画には、資源を2005年の水準まで維持する案と、より詳細な海底資源探査や資源ベースの拡大に力を入れる2の案があると発言している。
