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ニュース・フラッシュ

2004年11月16日 調査部 神谷夏実

豪州・鉱業管理規定の進展

 豪鉱業協会(MCA)は、持続的発展に即した新しい管理規定である「永続的価値(Enduring Value:Australian Minerals Industry Framework for Sustainable Development(2004)) (持続的発展のための豪州鉱業フレームワーク)を発表した。永続的価値は、ICMMが定める持続的発展のためのイニシアチブの基本原則10項目、サブ原則46項目を用いて、この中に独自の詳細項目(エレメント)を設定している。これらの基本原則は、企業統治、企業意思決定、人権、リスク管理、労働安全健康、環境、生物多様性、マテリアル管理、地域社会の発展、第三者検証からなり、より持続的発展に即したものとなっている。永続的価値はMCAの加盟33社については義務的に適用され、長期的には、現行の環境管理規定の改定は行わず永続的価値に集約していく方針としている。

 関連ウエブ:http://www.minerals.org.au/enduringvalue

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