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ニュース・フラッシュ

2004年12月6日 調査部 北 良行、モスクワ事務所情報による

アングロ・アメリカン社、ロシアへの長期投資を示唆

 ロシア天然資源省広報によると、世界最大のプラチナ生産者、Anglo American社のTrahar CEOは、ロシア天然資源省Trutnev大臣との11月29日の会談で、同社がロシアへの長期投資に関心を持っていると語った。
 これによると、Anglo American社側は、同社の環境を考慮した生産方法とこれまでに導入した生産技術が高いレベルにあり、これがロシアで活用されることを歓迎するとしている。一方、ロシア側は、地下鉱物資源開発に関する法律を近々改正し、これは鉱物資源開発分野への海外からの投資を一層促進するものとなるだろうと、期待を示すと同時に、「ロシアにおける鉱業部門で、石油・天然ガスでは、投資件数の方が提供可能な件数をはるかに上回るほどだ」と活況に自信をうかがわせている。さらに、大臣は「企業が加工分野への投資に興味を持つような環境づくりをするつもりである」と加工分野への投資の必要性も述べた。

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