ニュース・フラッシュ
2004年12月9日
ロンドン
嘉村 潤
スウェーデンの2つの探鉱権をNorth American Gold社、Anglo American社と獲得するオプション契約に合意
North American Gold社は、12月8日、Anglo American社が所有するスウェーデンの2つの探鉱権の100%シェアを獲得するオプション契約に合意したと発表した。これはスウェーデンの北部Norbotten地区のPajala近くで、フィンランドのRautuvaara鉱山やHannukainen鉱山がある国境に近く、巨大な酸化鉄銅金型(IOCG型)鉱床が期待できる地域で、合計面積は約18,000haとなっている。同社はAnglo American社が実施してきた探鉱等の既存のデータを評価することとしているが、このオプションを実施するためには、今後2年間で最低1百万USドルの探鉱支出を負担、両社合意後5日以内に同社の株を13.8万株発行し譲渡、1年以内にさらに13.8万株を譲渡する必要がある。同社が100%シェアを獲得した後は、少なくとも銅で3百万tの資源量が確認できた場合、5年以内であればAnglo American社は、同社の探鉱支出の3倍を支払うことで70%シェアまで戻ることができる。Anglo American社が戻らない場合には、Anglo American社に2.5%のNSRロイヤルティを支払うこととなる。
