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ウクライナ・MGOK、2004年のマンガン精鉱供給量は1.1百万tの見通し
地元業界紙によれば、ウクライナDnepropetrovsk州のMarganetsky採掘・選鉱コンビナート(MGOK)は、2004年供給量の見通しが1.1百万tになることを明らかにした。精鉱の主な供給先は、Zaporozhiya Ferroalloy Plant(ZZF)、Kramatorsky Metallurgy Plant(KMP)、Yuzhny GOKとAzovstal社向け。MGOKの専門家によれば、2004年にはZZF向けの量が増え、No.2グレードの品質要件も厳しくなった。Azovstal社とKMPでは粒度の大きな炭酸塩精鉱の需要があり、Yuzhny GOKでは細粒の精鉱に需要がある。MGOKは、Ordzhonikidzevsky GOKと共にウクライナの2大マンガン精鉱生産者として、ウクライナとCIS諸国にマンガン精鉱を供給しており、2003年供給量は825.5千tであった。
MGOKでは、2010年までにマンガン鉱石生産量を2,945千t/年にする計画があり、内訳は露天採掘が1,165千t、坑内採掘が1,780千tとされている。