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ニュース・フラッシュ

2004年12月14日 サンティアゴ 中山 健

アルゼンチン・Pirquitas鉱山再開

 11月23日付け地元紙等によると、カナダのジュニア会社であるSilver Standard Resource社は、Pirquitas鉱山の操業を2005年第1四半期に再開すると発表した。開発投資額は約1,000万ドル。当面は坑内採掘により高品位鉱床を採掘するが、将来的には鉱染鉱床を対象とした露天採掘を行う予定。同鉱山はアルゼンチン北部Jujuy州に位置し、ボリビアの錫ベルトの南端部に存在する含錫多金属鉱床である。Silver Standard Resource社は、2002年6月にHighwood Partners LP社から43.4%の権益を取得していたが、2004年10月に残りの56.6%の権益をSunshine Argentina社から取得し100%の権益を保有することとなった。同鉱山は、1933年から1990年まで操業され、27,300tの錫と777.6tの銀を生産した。1995年にSunshine Mining and Refining社の子会社であるSunshine Argentina社が4,400万ドルで買収し、探鉱行われていたもの。1990年までは高品位鉱脈鉱床を対象としていたが新たな探鉱で鉱染鉱床のポテンシャルが広がった。確定鉱量は、5,349,000t、銀:158g/t、錫:0.21%、亜鉛:0.65%である。

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