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ニュース・フラッシュ

2004年12月14日 アルマティ 酒田 剛

カザフ・Kazatomprom社と中国CNNC社、ウラン鉱床開発でJ/V企業を設立

 地元業界紙によれば、カザフスタンKazatomprom社と中国CNNC社(China National Nuclear Corp.)は南カザフスタン州のHarasanウラン鉱床を開発するために合併企業を設立する。Kazatomprom社のMukhtar Jakishev社長は、権益についてはCNNC社が30%、Kazatomprom社が70%所有する見通しで、開発プロジェクトには100百万USドルの投資が必要なことを明らかにした。Harasan鉱床の埋蔵量は160千tで、2008年に開発に着手する予定とされる。合併企業の設立は、2004年11月に北京で調印された2020年までの原子力分野における共同作業協定の枠組みに基づくもので、協定にはウラン採掘、原子燃料サイクル、燃料共同生産も含まれている。
 Kazatomprom社は、南カザフスタン州にある7つのウラン鉱床を新たに開発する計画を進めており、2007~08年の開発着手を目指して外資企業と協議中とされる。Mukhtar社長は、米、欧、日の各企業に参入の可能性があり、最良の条件を提示した投資家にはJ/Vパートナーとしてマイナーシェアを付与するとしている。

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