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- 銅 ベースメタル
中国・雲南銅業(集団)有限公司、確認銅資源1,000万トンを確保か
有色金属報等地元業界紙によると、雲南銅業公司は“第10次5ヵ年計画”末期における銅資源確保は、約1,000万トンとなる可能性があるとしている。
n 雲南銅業集団は雲南省の大手銅生産企業集団として、2000年から国内外資源に対する資源確保戦略を推し進め、四川涼山鉱業株式公司を持株会社としたことを手始めに、雲南思茅市、迪慶チベット族自治州、文山チワン族ミャオ族自治州等の数ヶ所の探査権、採掘権を取得し、さらにチベット自治区、庁宮、玉龍などの関係部署と鉱産資源の共同開発に関する協議または趣意書の締結を行った。その結果、確認銅資源量が1,000万トンとなったと言う。
n 当事務所の情報によれば、確かに大姚銅鉱床等の銅鉱床を保有し、中でも埋蔵量が約80万トン(金属量)ある大紅山銅鉱床がある一方で、雲南思茅市、迪慶チベット族自治州、文山チワン族ミャオ族自治州等の銅鉱床は、地理的、地形的、気候的に非常に厳しい条件を併せ持っており、簡単には資源としてカウントすることは出来ない鉱床もあるようだ。ただ、銅の国内需要が急増する状況下、西部大開発が政府の音頭により推進されてきており、これが追風となって、同公司が成長する基盤が整えられてきたことは事実であり、これらの鉱床の開発状況に目が離せないとも言える。
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