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- 銅 ベースメタル
国際銅研究会の月報(2005年1月)
国際銅研究会は、1月12日、世界の銅需給に関する2004年10月速報を発表した。2004年1~10月の見かけ地金需給は75.7万tの生産不足(前年同期は40.5万t生産不足)となった。2004年1~10月の報告された全在庫の減少は92.4万tであった。10月の地金需給は1.0万tの生産超過、季節調整後でも3.6万tの生産超過となり、2004年で最初の生産超過の月となった。
2004年1~10月の世界地金消費は前年同期比5.7%増加であった。10月の地金消費は9月と比べて3.9%減少し、季節調整後では6.9%減少した。これは2大消費国の中国と米国で消費が減少したことによるものである。
2004年1~10月の世界鉱石生産は前年同期比4.5%増加した。これはチリ、インドネシア、ペルーからの精鉱供給増加が大きく貢献している。10月の鉱山稼働率は95%に達した。10月の鉱山生産は一次精錬生産を10万t上回った。2004年1~10月の世界地金生産は前年同期比3.1%増加(1次1.8%増加、2次12.9%増加)した。
2004年12月末在庫は、主要金属取引所(LME、COMEX、SHFE)合計で12.4万t、先月末からは0.3万t増加、LME在庫は減少したが、SHFEとCOMEXの在庫は増加した。2003年末からみた在庫レベルとしては68.2万tの減少となった。2004年12月のLME cash price平均は3,145.45 USドル/t、2004年全体の平均は2,868 USドル/tとなった。
