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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
ペルー・カハマルカ県の鉱害対策に民間企業3社が資金拠出
地元業界紙等によると、ペルー北部に位置するカハマルカ県の鉱害対策に資する目的で、本県内で活動する大手鉱山会社3社が約90万ドルを拠出したと、鉱業協会が発表した。
これによると、3社は、地元大手のBuenaventura社、Yanacocha鉱山社、Gold Fields社(南ア)であり、Gold Fields社は、現在、同県内のHualgayoc地区でCerro Corona 鉱床(銅・金)の探鉱・開発プロジェクトを推進している。
本資金は、別途政府が拠出を決めた同額の資金と共に、主に、Hualgayoc地区(18世紀後半より鉱業活動継続)の鉱害対策に向けた基金となる。
本基金の創設は、民間会社が、自社の鉱業活動に伴う義務的な環境対策とは異なり、本来は公的資金が向けられるべき環境対策に資金を提供した点で注目される。最近、カハマルカ県内で、特定の探鉱・開発プロジェクトに対する住民の反対運動が頻発しているが、この様な動きも本基金創設の一つの背景として考えられる。
