ニュース・フラッシュ
2005年1月19日
ロンドン
嘉村 潤
Lonmin社、INCO社とカナダの白金族金属ジョイント・ベンチャーに合意
世界第3位のプラチナ生産者であるLonmin社(南ア)は、1月18日、INCO社(加)がカナダ・オンタリオ州Sudbury盆地に有する6つの探鉱地域において、INCO社と50:50の白金族金属(PGM)を対象とした探鉱ジョイント・ベンチャーを形成することに合意したと発表した。このJVでは、同地域で典型的な高品位ベースメタル鉱床ではなく低硫化・高品位PGM鉱床を対象としている。対象地域は、INCO社が探鉱・採掘権を有する6つの地域(McKim、Denison、Levack North、Capre、Trillabelle、Wisner)で、旧Frood鉱山、Little Stobie鉱山、Crean Hill鉱山、Vermillion鉱山を含む。開発ではINCO社の既存インフラを活用する。JV事業の最初の3年間でLonmin社が単独で最低10百万USドル支出、その後年度ごとの選択で1年当たり最低3百万USドルを支出、同社支出が32百万USドルに達した後、両者が共同で支出負担する。開発に至った場合、全ての生産に対して3%NSRをINCO社に支払うこととなる。
