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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2005年1月20日 北京 納 篤

中国・豫光(Yuguan)金・鉛集団株式有限公司、第1期10万トン電気亜鉛プロジェクト完成

 安泰科ほか現地業界誌等によれば、河南豫光金・鉛集団株式有限公司の生産能力10万トンの亜鉛焙焼炉が完成し、2004年12月29日より試運転を開始したと報じた。電解設備完成と共に第1期電気亜鉛生産設備が完成したこととなる。
 豫光株式集団公司は、2003年より河南省政府と済源市政府の重点建設プロジェクトとして30万トン/年の亜鉛生産計画が認められ、まず第1期で8.6億元を投資し10万トン/年の電気亜鉛生産設備を建設すると共に、2.5億元をかけて5万キロワットの発電設備を同時に建設していた。今後、全てのプロジェクト完成後には、亜鉛の生産能力が30万トンとなり、国内の鉛・亜鉛業界の主翼を担うこととなる。
 しかし、第1期の10万トン/年の電気亜鉛プロジェクトは、2005年の4月または5月にフル生産に入る見込みであると当初報道されていたが、豫光株式集団公司は安泰科に訂正を求め、電気亜鉛生産ラインの本格運転は2005年後半になるとのこと。その理由として、亜鉛精鉱の手当の見込みが出来ていないためとしている。
 なお、豫光株式集団公司は、鉛生産では中国最大企業であり、電気鉛生産能力は20万トン/年で、2004年1~11月の生産量は19.14万トンで、年間21万トンの生産を予定している。

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