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- 金 ベースメタル
インドネシア:フリーポート2004年生産、金が4割減
米Freeport-McMoRan Copper & Gold社が発表した2004年12月期業績によると、子会社PT Freeport Indonesiaの生産量は、銅が前期比22.8%減の9億9,650万ポンド、金が40.9%減の145万6,200オンスだった。減産の主因はパプア州Grasberg鉱山の2003年の地滑り事故の影響で高品位地金の採掘区域が閉鎖されていたことによる。同鉱山の鉱石処理量は、2004年6月から通常に戻ったとされており、10~12月期に限ると、銅が前年同期比2.6倍増の4億2,370万ポンド、金が2.4倍増の62万9,000オンスとなっている。
価格については、通期で銅が60.9%増の1ポンド当たり1.37US$、金が12.5%増の1オンス当たり412.32US$だった。
Grasberg鉱山の埋蔵量は、昨年末時点で銅が565億ポンド、金が6,130万オンス。フリーポートの出資分で銅で407億ポンド、金で4,660万オンスとされている。
今年の販売量予想は、銅が50%増の15億ポンド、金が2倍増の290万オンスを見込んでいる。
また、2004年の設備投資額は1億1,900万US$であり、2005年は1億6,000万US$を予定している。(バンコク 市原秋男)
