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ニュース・フラッシュ

2005年1月28日 ロンドン 嘉村 潤

豪州・買収パネルがWMC社の買収拒否声明に誤解を与える部分ありと指摘

 Xstrata社(スイス)は、1月27日のプレスリリースで、豪州の買収パネルが、Xstrata社の1月12日付同パネルへの申請に対して、WMC社買収拒否声明4ページのXstrata社買収提案に関する表現“買収提案1株当たり6.35豪ドルが、2004年の予想配当や2005年の予想資本収益を除くと実質的には5.85豪ドルで、買収提案前12か月で最も高いWMC社取引終了価格5.98豪ドルを下回る不適切な提案”は誤解を与えると指摘したと発表した。一方、同パネルは、Grant Samuelによる第三者評価(1株当たり7.17~8.24豪ドル)は誤解を与えるものではないと判断している。しかし、Xstrata社は、この評価は豪州に現存する潜在的な買収入札者がWMC社買収後に110~115百万豪ドルのコストカットを達成できるとの前提で試算されたものであり、この部分1株当たり69~73豪セントを除くとWMC社単独の価値は1株当たり6.48~7.51豪ドルになると改めて説明している。

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