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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年2月1日 北京 納 篤

中国・青海省徳尓尼銅鉱山、開発に着手

 安泰科によれば、青海省国土資源庁の情報として、投資総額1.86億元となる徳尓尼銅鉱床開発プロジェクトが2004年12月初めに正式に起工したと報じた。同鉱山開発は2006年に生産開始の計画で、鉱石処理量30万t/年で、銅精鉱1.45万t/年(金属量)、19.55万t硫化精鉱を生産する。
 徳尓尼銅鉱床は1960~70年代に発見された大型銅・コバルト鉱床で、確定埋蔵鉱量は銅54万t、コバルト2.9万t。徳尓尼銅鉱床に対する資源開発を加速させるために、青海省は特別チームを設置し、銅・コバルト鉱に対する選鉱・製錬技術に関する研究を並行して実施していくとのこと。なお、青海省は中国内陸に位置し古くから資源の存在が知られていたが、インフラの未整備、技術の立ち後れから開発が見合わされていた。今般、国を挙げての中西部大開発の流れに乗ったプロジェクトがいよいよ開始されたこととなる。

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