中国・湖南省シェン州市で埋蔵量70万tの大型錫鉱床発見

　安泰科他現地業界紙によると、湖南省地質鉱産部門は、湖南省シェン^※州市で大型錫鉱床を発見したと報じた。今回発見した錫鉱床は埋蔵量が70万tとされ、芙蓉鉱床と名付けたと言う。これまで湖南省で発見された錫鉱床としては最大の錫鉱床となる模様で、詳細調査を継続している。
　湖南省地質調査院総工程師曾欽旺によると、鉱床発見の発端となる“湖南千里山―騎田嶺錫・鉛亜鉛鉱床に対する評価”プロジェクトは、1999年に政府より認可された国土資源の大型プロジェクトである。鉱床分布域は華南褶曲帯北側にあり、南嶺中段多金属鉱床生成帯の主要構成部分で、非鉄金属を主とする560か所の鉱徴地が既に発見され、これらの鉱徴地は、東坡、黄沙坪、宝山、芙蓉など8か所に分布している。
　芙蓉鉱床は、今回の調査作業の中で発見された新たな大型錫鉱床で、これまでシェン州で錫資源は発見されたことはない。国家が定めた基準に基づくと、4万t規模の錫鉱床は大型錫鉱床とされ、シェン州の芙蓉鉱床の錫鉱床は17か所が大型錫鉱床に相当する。
　現在、湖南省の地質専門家は、それぞれの錫鉱床に対し埋蔵量を確定するための詳細調査を実施している。