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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年2月2日 サンティアゴ 中山 健

Antofagasta社2004年銅生産量498,400tに

 1月26日付けAntofagasta社の発表によると、Antofagasta社は、チリに有するLos Perambles鉱山、El Tesoro鉱山、Michilla鉱山からの銅生産は、2003年の471,800tに対して5.64%増の498,400tになった。3鉱山のキャッシュコストは、モリブデンの価格上昇に支えられ、前年比よりも33.2%ダウンして24.3¢/lbとなった。
 Los Perambles鉱山では、2004年の銅生産量は、対前年比7.3%増の350,600tとなった。これは主に、2002年末に完成した鉱石磨鉱工程の改善によるもので、銅品位は前年の0.91%から0.88%に低下したものの、実収率が89.1%から89.9%に上昇したことによる。モリブデンは、品位と実収率の低下から前年比9.6%減の7,900tとなった。キャッシュコストは、モリブデンのクレジット効果が大きく貢献し、前年比73.1%ダウンの7.9¢/lbとなった。
 El Tesoro鉱山では、前年比5.8%増の97,800トンのSX-EWカソードを生産した。これは、鉱石破砕工程の最適化による。キャッシュコストは、鉱石品位の低下、硫酸の値上がり、燃料費の値上がりおよびズリ鉱石比の上昇により、前年比24%アップの52.4¢/lbとなった。
 Michilla鉱山では、前年比5.12%減の50,000tのSX-EWカソードを生産した。キャッシュコストは85.6¢/lbであった。

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