ニュース・フラッシュ
2005年2月3日
ロンドン
嘉村 潤
RIO TINTO社、2004年の業績で大幅増収を記録したと発表
RIO TINTO社の2月3日のニュースリリースによれば、同社グループの2004年の売上高は14,135百万USドルで前年比20.2%増加、キャッシュフロー合計は4,449百万USドルで27.6%増加、純利益は2,813百万USドルで86.5%と著しい増加、権益売却や資産評価引き下げといった例外的な収入や支出を除いた利益ベースでも、2,221百万USドルと60.7%も増加し大幅増収となった。同社グループのこの業績は、多くの産品市場の市況が強く、いくつかの新規案件、事業拡張による成果としており、同社は今後2年間に亘って15億USドルの株式買戻しによる資本リターンを計画していると発表した。
銅部門では、売上高3,155百万USドル(前年比15.8%増)、操業利益856百万USドル(94.6%増)を記録。チリEscondida鉱山の生産は拡張したが、2003年第4四半期に発生したインドネシアGrasberg鉱山の地滑り事故の影響、南アPalaboraでの坑内掘りトラブル等により、鉱山生産量では753千tと13.1%も減少したにもかかわらず、副産物も含めた市況が高く力強い収益パフォーマンスを維持した。
