閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年2月7日 アルマティ 酒田 剛

ロシア・Udokan銅鉱床への関与が注目されるNorilsk社、同州の銅・金鉱床を探鉱

 地元業界紙等は、3月に予定されているロシアUdokan銅鉱床(チタ州)の入札にNorilsk Nickel社が参加する可能性を伝えた。これによれば、1月27日に同社役員がチタ州知事に対して同鉱床に関心を持っていると発言したことを同州政府の広報担当官が明らかにした。Norilsk Nickel社の応札により入札価格がはね上がることは必至で、市場シェア維持には同鉱床の獲得が不可欠と見られているUrals Mining & Metallurgical Company(UGMK社)にとっては、一層厳しい競争となる。
 また、これとは別に、Norilsk Nickel社の広報部門はチタ州Bystrinskoye銅・金鉱床の探鉱開発ライセンスを所有するBystrinskoye Mining Companyとの間で同鉱床に対する探鉱投資に合意したことを、1月19日明らかにした。かつて同鉱床のライセンスに関するオークションが行われた際、Rosbank社が同社の応札を計画・準備したとされ、現在は投資に協力しているとされる。Bystrinskoye Mining Companyは、同鉱床の埋蔵量を銅量1百万t、金量30t、銀量150tと見込んでいる。

ページトップへ