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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル 亜鉛
2005年2月7日 調査部 鈴木 徹

中国・株洲亜鉛製錬所が電力不足により100千t減産を発表

 業界誌等によると、中国最大の株洲亜鉛製錬所(生産量285千t/年、湖南省)は、同省ほか全国21地域で行われた電力供給制限により、100千tの生産ラインを休止することとなった。これは冬場の渇水により水力発電量が減少していること、火力発電所へ供給する石炭が不足していることによる。この減産発表により、亜鉛のLME価格は1月末に7年振りの高値となる1,303ドル/tまで上昇した。
 休止ラインは、通常雨季となり水力発電が回復する4月には再開する見込みであり、減産が数か月に及ぶとみられるにもかかわらず、同製錬所は亜鉛の高値により2005年の亜鉛生産量は2004年並みの280千tを維持できるものと見込んでいる。
 亜鉛市場に与える影響としては、同製錬所は、2004年は30千tの亜鉛地金を輸出していたが、中国国内の供給不足により、輸出は当面停止することを決めた。また、中国の製錬所は、他の製錬所も含めて電力不足による減産が懸念されている。LME亜鉛在庫も2005年に入り600千t間際まで落ち込んでおり、世界のほぼ4分の1を生産するまでに影響力を持った中国の亜鉛地金生産動向は、同じ電力多消費金属であるアルミニウムを含めて、引き続き注視していく必要がある。

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