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第2回ニューカレドニア・ニッケル会議開催
2004年10月ニューカレドニアのヌーメアにおいて、第2回ニューカレドニア・ニッケル会議が開催された。世界のニッケル産業関係者及び同国政府関係者が集まり、ニューカレドニアにおけるニッケルを巡る諸問題について熱心な意見交換がなされた。ニューカレドニア政府は、新しい鉱業制度の制定と、同国内のニッケル資源の正確な把握のための調査を計画していると発言。Macquarie Bankのアナリストによると、2010年~2020年の間におよそ70万tの新規ニッケル生産能力が必要となる見通しで、ニューカレドニアには北部地域を中心に、それらを担うのに十分なニッケル資源が眠っているとの評価であった。北部地域で計画されているKoniamboプロジェクトは、大規模かつ高品位ながら未開発のニッケル資源の一つであり、その資源量は142Mt、ニッケル品位2.13%と言われている。また、ニューカレドニアのマイニング・コードは、フランス政府が1945年にトーゴやカメルーンのような海外領における鉱物資源のために作ったものがベースとなっており、新たなマイニング・コードが必要であるとの意見も出された。会議詳細については、Australian Journal of Mining, Nov/Dec.2004に掲載。会議のアジェンダ等については、http://www.ibc-uk.com/AUCP04R01参照。
