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ニュース・フラッシュ

2005年2月8日 リマ 辻本崇史

ペルー・Antamina鉱山の2004年生産実績

 地元業界紙(2月3日付)によると、Teck Cominco社はAntamina鉱山の2004年の生産実績等を発表した。
 これによると、産銅量は前年比35%増の36.2万tであった。これは主に、銅リッチなゾーンの採掘を開始し粗鉱銅品位が上昇(1.19%→1.34%)したこと、及び銅の実収率も向上(80.9%→87.3%)したことによる。これに対し、亜鉛の生産量は前年比で半減し19万tであった。これは銅とは逆に粗鉱亜鉛品位が低下(1.86%→0.97%)し、亜鉛の実収率も悪化(78.9%→73.8%)したことによる。
 また、副産物として回収しているモリブデンは、前年比6倍近い3,585tと大幅に増産した。
 なお、先に関係者より聴取した情報では、本鉱山の産銅量は、2004年並の産銅量水準で暫くの間は維持される見込みである。

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