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ニュース・フラッシュ

2005年2月9日 サンティアゴ 中山 健

加・Metallica社とNoranda社、チリ・El Morro鉱床のNSRを買収し、さらに調査が加速

 1月31日、カナダのジュニアカンパニーMetallica社は、Noranda社とともに、チリ第III州El MorroにBHP Billiton社が有していた2%のNSR(Net Smelter Return)を買収し、ボーリング調査を開始したと発表した。El Morroは1993~1994年にBHP社が実施したボーリングによりポーフィリー銅・金鉱徴を捕捉し、1998年にMetallica社がBHP社から買収、1999年にはNoranda社が探鉱に参画していたもの。BHP Billiton社が有する2%のNSRをMetallica社が0.6百万USドルで30%を、Noranda社が1.4百万USドルで70%を買収した。
 オプション契約ではNoranda社は、Metallica社に対して2005年9月14日までに10百万USドルを支払うことにより、70%の権益を取得することが出来る。オプション権を行使した場合、Noranda社は、2007年9月までにbankable F/Sを終了させなければならない。Noranda社がオプション権を行使しない場合、同社は買収したNSRをMetallica社に1.4百万USドルで売却することになっている。
 Noranda社は既に今月初めから、La Fortuna地区において二次富化帯と金に富むゾーンの確定を目的として1.7百万USドルで8,000mのボーリングを開始している。Noranda社は2000年から2002年にかけて、97孔、35,039mのボーリングを実施している。このうちLa Fortuna地区で、カットオフ品位銅0.4%で、鉱量:4.65億t、銅品位:0.61%、金品位:0.5g/tと計算されている。

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