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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2005年2月11日 アルマティ 酒田 剛

ロシア・ChTPZ社、英探鉱企業と原料確保に向けてカザフで亜鉛鉱床調査

 ロシア地元紙は、2月3日のChTPZ社(Chelyabinsk Pipe Rolling Mill)の発表として、同社が英国ベースの探鉱企業Santa Barbara社の協力を得て亜鉛鉱床を探していると伝えた。これによれば、ChTPZ社のAndrei Komarov会長が、傘下のChelyabinsk Zink Plant(ロシア最大の亜鉛生産者:2003年の亜鉛地金生産量は177.3千t)向けに必要な亜鉛鉱石の確保を目指し、2005~6年にカザフスタンやロシアなどの鉱床で調査を行うほか、権益を取得できる戦略的パートナーを探していくと述べた。
 ライバル企業のElektrozink社が2003年末にUGMK社に買収されるまでは、UGMK社のUchalinsky GOKの亜鉛鉱石がChelyabinsk Zink Plantにとって最大の供給源であった。ChTPZ社では、原料の相当部分を輸入に頼っている現状を改善するため、買収や開発のための資金として100百万USドルを投じる計画だとされる。

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