ニュース・フラッシュ
2005年2月14日
リマ
辻本崇史
ペルー・Manhattan鉱山社がペルーから撤退を表明
地元紙(2月9日付)等によると、Tambogrande多金属鉱床開発プロジェクトに係り、2003年末、環境問題から地元の強い開発反対運動に会い、最終的に開発オプション契約を政府側から一方的に破棄されたManhattan鉱山社(加)は、ペルーにおける鉱業活動から全面撤退すると表明した。
これによると、上記の契約破棄に対し講じていた法的措置も、将来的に勝算がないことから打ち切るとし、またペルー内の他地区に保有する全ての鉱業権も売却し、ペルーの鉱業活動から完全に撤退する。同社は、今回の経験から再びペルーに戻ることはないと言明している。
なお、Tambograndeプロジェクトに対する投資総額(損害額)は60百万ドル。
