ニュース・フラッシュ
2005年2月15日
ロンドン
嘉村 潤
南ア・Anglo Platinum社、2004年は増産で増益
プラチナ鉱業の最大手のAnglo American Platinam社は、2月14日、2004年業績を発表した。それによると、同社の2004年のプラチナ生産量(精錬量)は前年比6.3%増の2,453.5千ozで、純利益は26.2億ランド(前年比25.1%増)となった。これは、高いドルベースの白金族価格と増産により、ランド高や上昇するコスト(9.2%増)を相殺した結果である。同社は、今後も堅実な白金族需要を見込みつつも、ランド高が収益やプロジェクト実施に強い影響を与えることから、2005年は資本支出を60億ランドに抑えつつ、プラチナ生産目標を2.6百万ozとする。2006年はさらに2.7~2.8百万ozまで拡大していくことで、強固なビジネスモデル構築を目指すとしている。
