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ニュース・フラッシュ

2005年2月17日 ロンドン 嘉村 潤

南ア・Impala Platinum社、2004年後期(7~12月期)業績:減産なるも増収・増益

 世界第2位のプラチナ生産者Impala Platinum社は、2月17日、2004年7~12月期報告を発表した。これによれば、同期におけるプラチナ生産量は880千oz(前年同期比18.1%減)、PGM全体の生産量は1,677千oz(同16.4%減)であった。生産減は主にLonplats売却に伴うLonplatsの権益分(20.6千oz相当)。一方、同期の売上高は6,188.4百万ランドで9.9%増であった。また、操業コストが19.6%上昇する等全体の販売コストが11.3%上昇したものの、総利益は2,021.7百万ランドで7.0%増を確保、Lonplats売却(3,156.2百万ランド)やMarula資産の減損(-1,451.3百万ランド)の影響を含めた純利益は3,026.2百万ランドで184.8%増となった。
 2004年は6年ぶりでプラチナが生産超過となったが、欧州におけるディーゼル車向け需要が拡大しており、同社は、堅調なプラチナ需要を今後も見込んでいる。同社は、今後30年にわたり自社鉱山のプラチナ年産110万ozを維持するとしているが、ジンバブエでの生産拡大次第では、今後4年間でプラチナ生産を230万ozまで引き上げるポテンシャルを有している。

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