EuroZinc社、ポルトガルNeves-Corvo銅鉱山の2004年操業結果を発表

　EuroZinc Mining社(加)は、2月23日、同社が所有するポルトガルNeves-Corvo銅鉱山の2004年操業結果を発表した。2004年に採掘処理された鉱石は190万t、処理された鉱石の平均品位は銅5.71%、プラントの回収率は88.4%、銅精鉱平均品位は23.9%、精鉱中の銅の生産量は95,687tであった。鉱山の売り上げは254.7百万USドル、純利益は80.5百万USドルで、過去16年間の操業で2番目に大きな純利益となった。
　Neves Corvo鉱山は、Rio Tinto社が49%、Empresa Desenvolviment Mineiro(EDM：ポルトガル国営企業)が51%の権益を有していたが、ポルトガル政府による入札でEuroZinc社が落札。2004年6月18日に権益100%獲得を完了。同社は、先月までにRio Tinto社及びEDM社から売却後の4年間において銅価格が一定値を超えた場合に3者が同鉱山の銅販売利益を分け合うという価格参加権も獲得していた。