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ニュース・フラッシュ

2005年2月28日 調査部 北 良行

ニューカレドニア・Goroプロジェクトで3州が株式10%獲得

 Inco社とニューカレドニアの3州は、ニューカレドニアのGoroニッケル-コバルトプロジェクト会社Goro Nickel S.Aの株式10%を、当該の3州が獲得するのに必要な協定折衝に入ったと2月18日発表した。10%の株は当該3州によって設立される会社Société de Participation Minière du Sud Caledonien SAS(“SPMSC”)が保有する。この中にはBureau des Recherches Géologiques et Minières(BRGM)によって保有されていた株のSPMSCによる買い付けも含まれる。
 Incoは2004年10月に19億ドルのプロジェクトを進める決定を下しているが、日本の住友金属鉱山と三井物産もInco社と21%の権益買い付けに関する協議に入っている。同プロジェクトでは年間6万tのニッケルと4,300~5,000tのコバルト生産が見込まれている。

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