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ニュース・フラッシュ

2005年3月7日 シドニー 久保田博志

Xstrata社、WMC社にさらなる圧力

 地元業界紙等によると3月2日、Xstrata社は、同社の7豪ドル/株の無条件によるWMC株買収は買収価格としては低値の範囲で新たな買収を加速するものであるとして、WMC経営陣に同社の現金買収に応じる圧力をかけた。これに対してWMC社経営陣はXstrata社の提案を拒否した。
 地元業界紙によれば、これまでにXstrata社のWMC買収に応じた株主は全株式の0.1%で、多くの株主が対抗する買収者による株価上昇をうかがっているが、WMC社の株価はここ1か月下げている。
 一方で、その他の可能性として、WMC社のOlympic Dam銅・ウラン鉱山に中間報告で好業績を上げているBHP社とRio Tinto社が興味を示しているとの噂や、PM Capital社や452 Capital社などのヘッジファンドが先週大量のWMC社株を放出するなどWMC社の運命を握っているとの見方もある。なお、Xstrata社が提示した買収期日は3月24日である。

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