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ニュース・フラッシュ

2005年3月7日 北京 納 篤

中国・五鉱集団、中米諸国での資源調達の動き活発化

 五鉱集団によると、同集団の周中枢総裁は1月25日から2月3日の間、中米のヴェネズエラ、キューバ、ジャマイカの3か国を訪問。各国大統領及び資源関係要人と面会し、五鉱集団の長期的資源戦略などを表明した。これらの国の金属鉱産物の開発や原料購入について協定を結ぶなど、中国の資源確保政策実行に精力的に奔走した。
 ヴェネズエラでは、同国大統領と面会した際、鉱業大臣、鉱山会社同席のもと、同国内の鉄鉱石、石炭、銅、ボーキサイトなどの資源が豊富にあるとして、共同での鉱山開発を望んでいることを表明した。キューバでは、2004年11月にLas Camaricasフェロニッケル工場再建に関する協定を結んだが具体的には進展していないことから、実現に向けて加速させたい旨の意向を、カストロ大統領に直接訴えた。また、ジャマイカでは、ボーキサイトを開発する協定をジャマイカ・ボーキサイト協会との間で協定を結んだとしている。
 ジャマイカにおいては、買収劇の渦中のノランダ社とドミニカ共和国におけるフェロニッケル工場からのフェロニッケル共同買い付けに関する協定を結んだとしている。内容については調査中。

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