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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2005年3月8日 調査部 鈴木 徹

Teck Cominco社、亜鉛は年末までに正常在庫量を下回るとの見通し

 業界紙等によると、亜鉛精鉱生産大手であるTeck Cominco社のマーケット・リサーチ部長は、トロントで開催されているPDAC(カナダ探鉱・開発協会総会)の初日に、亜鉛の在庫量(生産者在庫、消費者在庫、流通在庫にLME在庫を加えたもの)は、西側世界の亜鉛消費量の5週間分相当が正常であると表明した。亜鉛在庫量は、2004年1月に9週間分あったものが減少を続け、2005年2月末には7週間分を下回ることとなった。Teck Cominco社は年末までには正常在庫量の5週間分を下回るだろうと見ている。
 現在、亜鉛の需要は供給の伸びを上回り、特に中国が亜鉛地金の純輸入国となったことにより、2005年と2006年は供給不足となることが予想される。鉱山生産が本格化するのは2007年から2008年以降となるとの見方も示した。

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