閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年3月17日 メキシコ 権藤 浩

グルーポ・メヒコ(GM)社、2004年8億ドル弱の大幅黒字

 GM社の情報筋によると、世界の産銅大手会社であるGM社の2004年通年の総売上高は前年比69%増の4,206百万ドルに達し、2004年まで3年以上継続した損失から一転して、純益784百万ドル(2003年▲75百万ドル損失)を達成した。非鉄金属の増産及び価格高騰、恒久的なコスト削減等を理由としている。
 内訳を見ると、GM社は鉱業部門と鉄道部門を持つホールディングカンパニーであり、鉱業部門を統括するAmericas Mining Corporacion(AMC)社の3子会社は、Minera Mexico(MM)社が売上高1,380百万ドル(77%増)、純益385百万ドル、Southern Peru Copper Corporacion(SPCC)社が売上高1,716百万ドル(115%増)、純益597百万ドル、Asarco Incorporated(ASARCO)社が売上高508百万ドル(43%増)、純益33百万ドル、と各社とも大幅な黒字を計上した。
 また、鉄道部門を統括するInfraestrutura y Toransporte Mexico(ITM)社の子会社であるGrupo Ferroviario Mexico(GFM)社(事業はFerromex Mexicano社が実施)も、非鉄金属の増産等の影響を受け、売上高640百万ドル(9%増)、純益85百万ドルを計上した。

ページトップへ