ニュース・フラッシュ
2005年3月19日
アルマティ
酒田 剛
ロシア政府、新地下資源法を閣議で基本了承
地元各紙は、ロシア政府が新地下資源法を審議する閣議を3月17日に行い、新法が基本的に了承されたとするFradkov首相の談話を伝えた。議論を受けて1か月以内に最終的な法案がセットされ、Duma(下院)に上程される見通し。新地下資源法では、(1)地下資源利用権(ライセンス)は探鉱と開発を別々の権利として扱うより、探鉱開発権として一緒に捉える、(2)ライセンスは契約方式により付与され、第三者への譲渡や担保とすることが可能となる、(3)ライセンスの入札は、専らオークション(競売)で行われる、(4)ライセンスを取得する事業者には、ロシア国内での登記が求められる、(5)リストアップされたライセンスの応札者には、ロシア資本が過半数を有することが求められる、など。
閣議後にTrutnev天然資源相は、「外資が過半数を占める企業が応札できない案件の2005年分として、天然資源省では6つ(以下のとおり)をリストアップした。今後は年間2~3件程度になろう。」と語った。
- Sakhalin-3
- Barents Sea field
- Roman Trebs and Anatoly Titov fields
- four blocks of the Central Khoreiverskoye elevation
- Udokan copper field
- Sukhoi Log gold field
