ニュース・フラッシュ
2005年3月21日
バンクーバー
宮武修一
ペルー・セロベルデ鉱山:住友グループの参入契約締結
3月21日、Phelps Dodge Corp.(本社フェニックス)は住友金属鉱山および住友商事(以下住友グループ)がペルー・セロベルデ鉱山へ参入する契約を締結したことを発表した。同鉱山では、現在採掘対象となる酸化銅鉱体の下位に存在している硫化物銅鉱体を新たに開発する計画があり、必要資金850百万USドルのうち440百万USドルを住友グループ、Buenaventura、他の株主らが調達。この資金負担を通じて、住友グループはSociedad Minera Cerro Verde S.A.A.(セロベルデ社)株式の21%から24.99%を獲得、またBuenaventura社の持株比率も現状の9.2%から最大20%までへと増加する。なおPhelps Dodgeはセロベルデ株式の過半数を引き続き保有。2006年後半には硫化鉱の採掘が開始される見込みで、この結果、同鉱山の年間産銅量は現在の100,000tから、2007年には300,000tに達する見通し。
