ニュース・フラッシュ
2005年3月22日
サンティアゴ
中山 健
CODELCO、2004年過去最大の利益
CODELCOは、3月16日2004年度の決算を発表した。それによると、CODELCOは、在庫の放出を含め2003年より28%増の2,296千tの銅を出荷し、売上は前年比2.2倍の82億USドルとなった。税引前利益は、前年比5.4倍の33.01億USドルを、税引後利益も前年比12.7倍の11.34億USドルを記録した。これはチリの歳入の15%を占める。このなかにはモリブデンの売上10億USドルが含まれる。モリブデンは、モリブデン価格の高騰により前年比50%増の32,000tを生産した。銅は、前年比10%増の1,840千tを生産した。これは2004年チリ全体の銅生産量の34%を占める。CODELCO Norteでは、CODELCO全体の投資額の約半分に当る401百万USドルを投資し、前年比8.38%増983,000tの銅を生産した。El Tenienteでは331百万USドルを投資し、前年比28%増425,000tの銅を生産した。CODELCO全体でのキャシュコストは、モリブデンのクレジット効果により前年より0.11 USドル/lb低い0.317 USドル/lbとなった。2005年はVentanas製錬所の買収費393百万USドルを含む約14億USドルの投資を計画している。また銅生産量は、2004年なみを計画している。
