ニュース・フラッシュ
2005年4月4日
リマ
辻本崇史
ペルー・SPCC社とMinera Mexico社の合併が成立
地元紙(3月29日付)等によると、SPCC社は、3月28日に臨時株主総会を開き、Minera Mexico社(Grupo Mexico傘下)の買収を承認し、両社の合併が正式に成立した。
これによると、SPCC社の株主総会では90%以上が本合併に賛成し、圧倒的な支持を得て承認された。合併後も社名はSPCC社で変更ないが、Grupo Mexicoの権益比率は、これまでの54%から75%に上昇する。
本合併によって、Minera Mexico社がメキシコに保有していた2銅山(La Caridad、Cananea)の産銅量を加えると、SPCC社はCODELCO社に次いで世界第2位の産銅会社(産銅量70~75万t/年)となる。
Grupo Mexicoは、本合併により、SPCC社の技術が寄与し、メキシコ2銅山の産銅量が3年後に25%程度増加すると期待している。一方、Minera Mexico社の2004年末時点での負債額は1,040百万ドルであり、本負債に対する対応が新生SPCC社の一課題である。
