ニュース・フラッシュ
2005年4月4日
シドニー
久保田博志
Jabiru社、西豪州Teutonic BoreでVMS鉱床を発見か
Jabiru Metals社(豪)は、旧Teutonic Bore鉱山地区で新たな銅-亜鉛-鉛の鉱化を捉えた。
同社は2005年2月からTeutoic Bore鉱床(150万t、3.6% Cu、11.4% Zn、167g/t Ag)とJaguar鉱床(165万t、2.86% Cu、11.23% Zn、114g/t Ag)を胚胎する酸性火山岩類と塩基性岩の境界にある鉱床層準中のゴッサンに沿ってRCボーリング5本、1,330mを掘削、そのうちTeutonic Bore鉱山露天掘の800m北方で実施したボーリング2本が銅-亜鉛-鉛の鉱化を捉えた(幅30m、2.00% Cu、0.3% Zn、14.5g/t Ag、幅9m、4.00% Cu、1.0% Zn、30.7g/t Ag)。
ボーリングは、Teutoic Bore鉱床及びJaguar鉱床の鉱床下盤と同層準の脈状鉱部を貫き、火山性塊状硫化物鉱床の下盤変質の中心が存在するのではないかと期待されている。
Jabiru社は2005月3月にInmet Mining社が保有する65%の権益を取得し、Teutonic Bore地区の権益を100%としている。同地区には金鉱化作用も存在し、同社は2005年6月までに金探査も実施する予定。
