閉じる

ニュース・フラッシュ

2005年4月5日 調査部 鈴木 徹

豪州の鉱物資源探鉱費が7.4%増加

 豪州連邦政府によるウェブサイト「Geoscience Australia」によれば、2003/04年度(2004年6月までの1年間)の豪州における鉱物資源探査のレビューについて発表があった。この期間に金、ベースメタル等の探査に786.7百万豪ドルが使われ、これは前期比7.4%増であった。新規鉱床探査と既知鉱床周辺探査の内訳では、新規鉱床探査が39%を占めた。州別では、NSW州とノーザン・テリトリーを除いて探鉱費が増加した。特に西オーストラリア州での探鉱費が59.2%を占める。
 鉱種別では金が50.5%で最も多く、鉄鉱石、ニッケル、ウランの探鉱費も伸びている。反対に銅の探鉱費は4.8%減、亜鉛-鉛-銀の探鉱費が18.9%減、ミネラルサンドの探鉱費は12.8%減となっている。また、連邦政府や州政府により、鉱物探査を補助する地球科学情報が公表されており、当局により得られた空中物理探査データは、すべてwww.geoscience.gov.auのサイトで閲覧可能である。

ページトップへ