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ニュース・フラッシュ

2005年4月5日 ロンドン 嘉村 潤

Anvil Mining社、コンゴ民主共和国Kulumaziba尾鉱プロジェクトの開発計画を変更

 Anvil Mining社は、4月4日、同社が進めているコンゴ民主共和国Kolwezi地域にあるKulumaziba尾鉱プロジェクトについて、対象の尾鉱で期待以上の高品位の銅が見つかったことにより、初期の開発計画を大幅に変更すると発表した。開発の第1段階では、新設ではなく、同社のDikulushi鉱山の重液分離施設の余剰能力を活用する。このことで開発を迅速化し、コストを50%以上削減する。同社は、このやり方で十分な酸化銅精鉱(銅品位約30%)の生産と銅カソード生産のためのSX-EW施設の開発を可能とするものと期待している。Kulumaziba尾鉱プロジェクトは、1960年から1987年に操業していたMutoshi鉱山の選鉱プラントから出た尾鉱で、Kulumaziba水路に廃棄されていたものである。同尾鉱の長さ7.5km、深さ3mまでの初期サンプリングで、鉱物資源量は銅品位6.8%で150万t(銅含有量で102,000t)、3mより深い部分ではさらに銅含有量で約30万tあることが期待されている。

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