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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2005年4月7日 メキシコ 権藤 浩

パナマ政府、Cerro Colorado銅プロジェクトを調査

 専門家筋の情報等によると、パナマ政府当局及びCamipa鉱山会議所は、世界最大級の銅の埋蔵量を持つCerro Colorado銅プロジェクトの開発可能性を調査している。
 Camipaの責任者Gustavo Pinillaは、「我々は、非鉄金属価格高騰の間に、できるだけ早く操業できるように、本プロジェクトを評価している」と専門家筋に伝えた。
 Cerro Coloradoは、平均品位Cu 0.78%、埋蔵量14億tを有するポーフィリータイプの銅鉱山であり、経済的評価結果では70年から140年開発可能としている。
 パナマ政府とCamipaは、鉱山法規改正につき米州開発銀行(IDB)提案を評価している。以前、115採掘権のうち108は非鉄金属に関係があり、予備的調査段階では採掘許可を与えなかったが、Pinillaは、「以前IDB提案時に指摘された非鉄金属問題を検討しており、また、パナマの採鉱分野の見通しは明るく、多くの調査会社が譲歩を要求したことで、政府は鉱業支援への関心を実際に示した」という。
 Camipaと政府代表は、鉱業分野で3つの特定問題に取り組んでおり、第1は鉱業法規手続きの自動化と迅速化、第2は鉱業法規の見直し、第3は鉱業分野促進計画の実行である。また、政府が採掘促進のため、世界最大の鉱山開発フォーラムを考えているという。
 パナマには、加RNC Gold’s社Cerro Quemaプロジェクト、コロラドCalais Resources社Faja de Oroプロジェクト、銅と金を埋蔵する最大級のPetaquilla鉱区のような未開の大規模プロジェクトがある。

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