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中国有色建設集団、雲南有色地質局とコンゴのコバルト生産で合意
中国有色建設集団の関係者からの情報によると、中国有色鉱業建設集団有限公司は、雲南省有色地質局(雲南有色地質鉱業有限公司)と中国有色コンゴ鉱業有限公司の資本増強に関する協議、及びコンゴにおける硫酸・コバルト化学工業生産の合資会社設立に関する協議にそれぞれ調印した。双方は、コンゴで硫酸コバルト化学工業生産経営公司を設置することを決定。当該プロジェクトに対する投資総額は、1,100万ドルで、雲南省有色地質局は80%の株式を保有し、中国有色建設集団は20%の株式を所有することとなる。当該プロジェクトは、2005年の第2四半期よりLubumbashiにて着工する予定であるとしている。すでに中国有色建設集団は2004年にコンゴ政府からコバルト精製工場設置の許可を得ており、雲南省有色地質局が保有するコバルト精製技術により、現地での生産を実現させるとしている。なお、雲南省有色地質局313隊は、コバルト精製大手の雲南易門有色選鉱製錬所(Yunnan Cobalt Co., Ltd)を傘下に持っており、精製工場建設は雲南省有色地質局の技術と資金によって進められると思われる。
これら二つの協議の調印は、中国国内の国有非鉄企業が共同で海外進出するという新たなケースで、国外にて国内で不足している非鉄金属資源を調達する新しいモデルである。