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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
Newmont社、商品価格上昇がBoddington金プロジェクトに悪影響
地元紙等によると最近の商品価格の上昇に伴い、鉱山開発費が増加するということに見られるような深刻な影響を及ぼし始めている。豪州第3位の金鉱山(計画年産金60万oz)になると言われているBoddington金鉱山の拡張プロジェクトは、開発費が当初の計画の5億ドルから2倍の10億豪ドルに達し利益が確保できるか微妙と言われ、関係各社は開発の最終的な判断を2005年末から2006年へ先送りするとコメントしている。Baddington鉱山は(Newmont holds 44.4%、Anglo Gold holds 33.3%、Newcrest Mining holds 22.2%の出資構成となっており、また、同鉱山の拡張プロジェクトは、当初計画では埋蔵量3.9億t、金0.87g/t、銅0.12%、可採年16.5年、露天掘、開発費5億豪ドルとなっている。Newmont社のTelfer金鉱山(計画年産金80万oz)は1月の発表では開発費17%増の14億豪ドルであった。
最近の鉄、石油価格、労働者賃金、トラックのタイヤ代などコストの上昇が、金の価格上昇(5.5%)を上回る率で進んでおり、2004年の金生産量4.4%減少を招いたとのもその結果であると報じている。
